著者: 和田 はつ子
ジャンル: 恋愛・ラブストーリー
評価: 3.5点 (6件)
タグ: 明治時代・医療ミステリー・医療ドラマ・歴史小説・東京・歯科・口中医療・異国・帰国・科学
明治時代、最新の口中医療で人々を救う医師・桂助。帰国後、船上での殺人事件と妻の病が彼を襲う。理想の治療を追求する中、歴史上の偉人たちとの出会いも描かれる、見応えある医療ミステリー。
明治の世に最新口中医療で桂助が大活躍! 藤屋桂助は、妻の志保、親友の鋼次家族とともに、日本に帰ってきた。アメリカでは歯科のある病院で、当初は奴隷同然の扱いだった。桂助は重度の虫歯である院長夫人の命を救い、桂助の優れた抜歯技術を院長に評価されることで、最新の口中医療を学んだ。帰国の際、足踏み式虫歯削り機を持ち帰る。 帰船中、乗客だった富士山太郎一座の大山かじ花が殺害された。そして、鋼次の妻・美鈴も倒れる。美鈴は重症の疱疹であるとわかり安静に過ごすことに。かじ花殺害の件も、桂助が真相を突き止める(「望郷さくら坂」)。 再び〈いしゃ・は・くち〉に戻った桂助を、金五や入れ歯師の本橋が、事件の相談もあり相次いで訪れてくる。 理想とする「歯を抜かない治療」「痛くない抜歯」を進める桂助。痛まない治療のために必要な麻酔薬の入手は難しいことに悩む。そんな時に以前、権力後継の悪だくみを桂助や鋼次の協力で暴いた徳川慶喜が、家臣だった渋沢栄一と治療にやってくる。また、尾形喜久治と名乗る入院患者は、正体不明で桂助と言葉を交わそうともせず……(「寒竹の筍」)。 明治維新の東京で桂助の活躍を描いた、「口中医桂助事件帖」待望の続編が登場! 【編集担当からのおすすめ情報】 「口中医桂助事件帖」の明治編が登場です。妹のお房や金五、本橋など懐かしい人々から、徳川慶喜も渋沢栄一とともに再び登場。理想の治療に取り組む桂助の活躍をお楽しみ下さい。妻となった志保の存在も、ますます大きくなっています。