著者: 江波 光則/中原
ジャンル: ホラー・サスペンス
評価: 3.0点 (4件)
タグ: マフィア・犯罪・裏社会・サスペンス・アクション・復讐・謎・都市・組織・特殊能力
3億円強奪事件から3年、静かに暮らしていた仲間たちに次々と訪れる謎の死。街には「バニーガールが殺しに来る」という不気味な噂が流れ始め、彼らは過去の罪と対峙することになる。理不尽な死神から逃れられるのか。
今宵も、バニーガールがやってくる。 --3年前、とある6人組が、中華系マフィアの金庫番一家を強襲し、3億円を強奪した。 その事件は、闇にのまれ、以降ニュースに取り沙汰されることもない。 それから波風の立たぬ生活を送っていた俺たちだが、ある日仲間うちの一人が、繁華街の路地裏で首を切られて死んでいた。 心当たりは、もちろんあった。 愉快犯で、たまたま仲間が殺されただけ、そんなことも考えた。 だが、同時にまた一人、仲間が消えた。 完全に、クロだった。 狙われているのは、俺たちだった。 そして、街には不思議な噂が流れ始める。 バニーガールが、殺しに来る、と。 華奢な見た目を装った、バニーガールが襲いに来る、とーー。 決して犯してはいけなかった罪を、きっと犯してしまったのかもしれない。その贖罪にはもう遅く、しかし罪を受け入れるにはまだ早い。 俺たちは、この理不尽な死神から、逃げたり立ち向かったりしながら、緩やかに死んでいく。 ーーそして今宵も、彼女はやはり、やってくる。 ピンヒールを優雅に履いて、レオタードに身を包み、真っ白な髪の綺麗な顔で、ご丁寧に赤いグラサンまでかけている。 そうだ、彼女がやってくる。 バニーガールがやってくる。