著者: 古川 薫
ジャンル: 時代・歴史小説
評価: 3.8点 (4件)
タグ: 幕末・維新・明治時代・歴史・評伝・人物・激動・政治・戦争・日本史
足軽の子から松下村塾へ。幕末維新の激動期を駆け抜けた男、品川弥二郎の生涯。歴史の証人として、そして協同組合運動を志した開拓者としての、情熱と苦難に満ちた人生を描く、力強い評伝小説。
「トンヤレ節」--わが国における軍歌の第 一号である。この歌とともに、倒幕を掲げる 官軍は行進した。そして、この作詞者こそが、 本稿の主人公、品川弥次郎である。 萩藩の足軽の子として生まれ、十五歳で松 下村塾に入塾。吉田松陰に将来を嘱望された 少年は、高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎らと ともに、幕末、維新を駆け抜けた。 蛤門の変、戊辰戦争、西南戦争……。古川 薫氏の筆は、品川弥二郎という男が、まさに 重大局面に立ち会った歴史の証人であること を浮き彫りにしていきます。その後、新政府 の人間として、ヨーロッパに留学、協同組合 運動に刺激を受け、日本に移植しようと尽力 した後半生。あえて苦難の道を、なぜ選択し たのか。その衝動はどこからきたのかーー。 長年にわたり、幕末、長州を追い続けてき た筆者ならではの、画期的な評伝小説です!