台所のおとシリーズ

著者: 幸田 文

ジャンル: 恋愛・ラブストーリー

評価: 4.2点 (73件)

タグ: 日常・家庭・人間ドラマ・繊細・心理描写・五感・食・夫婦・静謐・共感

レビュー

料理人の夫が、妻の庖丁の音の変化に気づくことから始まる、音に絡み合う男女の心の機微を描いた短編集。幸田文ならではの研ぎ澄まされた感性が紡ぐ、五感に響く人間ドラマ。

あらすじ

女はそれぞれ音をもってるけど、いいか、角(かど)だつな。さわやかでおとなしいのが、おまえの音だ。料理人の佐吉は、病床で聞く妻の庖丁の音が微妙に変わったことに気付く……。音に絡み合う、女と男の心の綾を、小気味よく描く表題作。ほかに、「雪もち」「食欲」「祝辞」など、全10編。五感を鋭く研ぎ澄ませた感性が紡ぎ出す、幸田文の世界。

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