娼婦の部屋シリーズ

著者: 吉行淳之介

ジャンル: その他フィクション

評価: 3.7点 (13件)

タグ: 短編小説集・人間ドラマ・文学・現代日本・男女関係・心理描写・社会派・退廃的・リアリズム・登場人物の内面

レビュー

性や人間関係の業を描く初期短編集。翻弄される男女の心理が、静かな筆致で紡ぎ出される。登場人物たちの日常に潜む、切なくも生々しい人間ドラマに引き込まれる。

あらすじ

男に翻弄され、ほかの職業についてもすぐに元の娼婦に戻ってきてしまう女に対する「私」の奇妙な執着を描いた『娼婦の部屋』。場末のキャバレーで働く女と、女のヒモで気の弱いヤクザ、三流週刊誌の記者である「私」との三角関係を淡々と描いた『不意の出来事』。ほかに『鳥獣虫魚』『寝台の舟』『風景の中の関係』など、初期の傑作短編13編を集めた作品集。

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