著者: 斉藤 洋/森田 みちよ
ジャンル: その他フィクション
評価: 3.3点 (3件)
タグ: 幻想文学・現代・都市・日常・不思議・ミステリー・ショートストーリー・童話・児童文学・ファンタジー
都会の片隅で繰り広げられる、日常と幻想が溶け合う7つの短編。オレンジ色を巡る少女との出会いは、読者を奇妙で美しい光景へと誘い、最後に明かされる秘密に息をのむ。
作家のわたしが、ときどき家の近くを散策していると、見知らぬ女の子が「おじさん」と声をかけてくる。ちょっと生意気で、とても美しい少女だ。彼女がそばにいると、わたしの周囲に、いつも不思議な光景があらわれる。 道を歩いている警察官のあとを、わたしと少女が追いかける。しかし、どんなに走っても警察官には追いつけない。(「去りゆく警察官」) 公園のブランコでカップルの男女が、まるで芝居のセリフのように、同じ会話をなんども繰り返している。(「ブランコのカップル」) など、全7話のショートストーリーは、いずれも都会の片隅で日常と幻想がまじわる奇妙な物語。すべて「オレンジ色」が関係している。そして、最後に美少女の正体が明かされるが・・・。