著者: 小川一水
ジャンル: 恋愛・ラブストーリー
評価: 3.7点 (3件)
タグ: 昭和レトロ・1970年代・1980年代・1990年代・物流業界・郵政省・宅配便・競争・企業戦略・公務員
昭和の時代、激化する宅配便競争の裏で、郵政省が秘密裏に創設した特別配達課「特配」。民間の追随を許さない超人的な配達サービスで、郵政省復権を目指す伝説の配達人たちの熱き戦いを描く!
昭和五十一年(一九七六年)、関東地方でヤマト運輸がほそぼそと始めた小口荷物宅配業、いわゆる宅急便は、五年のうちに日本の物流業界のシステムをひっくりかえしてしまった。だが、郵政省は黙っていない。下降線をたどっていた郵便小包の取り扱い数は、昭和六十年を境に上向きに転じる。「ゆうパック」「ふるさと小包」などの新規サービスを投入し、サービスの向上に努めた成果である。それだけでは終わらない。郵政省の反撃は続く。平成元年(一九八九年)、郵政省郵務局はあらたに特別配達課を創設する。目的は、民間運送業者などが逆立ちしてもできない配送サービスの提供。特別配達課、愛称は特配。これぞ、郵政省復権の切り札である。伝説の配達集団、郵政省特配課。彼らが任務を全うするまでの炎の軌跡を熱く描いた好評の文庫2冊合本。