著者: 九岡 望/吟
ジャンル: SF・近未来
評価: 4.0点 (45件)
タグ: 昭和レトロ・終末世界・サイボースト・戦闘機械・巨大昆虫型兵器・荒廃した都市・秘密裏の契約・人間らしさの探求・戦争の傷跡・戦略兵器
壊滅した世界で、少女と感情を持たないはずの戦闘兵器との出会い。主従の契りを結び、次第に心を通わせていく二人。だが、彼らを巡る陰謀と新たな脅威が襲いかかる!
昭和一○一年夏。極東の島国《八洲(やしま)》は、二十年前の戦争で壊滅状態にあった。廃墟の町《尽天(じんてん)》では、人々が暴走した戦闘機械の脅威にさらされながら生きていた。 少女・叶葉(かなは)は戦闘兵器から逃れる最中、棺で眠る奇妙な少年と巨大な《蜂》に出会い、自分を助けるよう頼む。それは、少女と少年が“主従関係の契約”を結んだ瞬間だった──。 少年の名は、金翅(きんし)の九曜(くよう)。《蜂》と少年は、《鬼虫(きちゅう)》と呼ばれる、超高性能戦略兵器であった。叶葉は、兵器であるがゆえに人の感情が存在しない九曜を一人の人間として扱い、交流していく。 徐々に心を持ち始める九曜だったが、九曜と同じ鬼虫である《蜻蛉》四天(してん)の竜胆(りんどう)が飛来し ── !?