著者: 太宰治
ジャンル: ヒューマンドラマ
評価: 4.3点 (12件)
タグ: 昭和初期・日本文学・私小説・内省・人間ドラマ・青春・社会風刺・人生・苦悩・孤独
「恥の多い生涯」と「月見草」という対照的な言葉に込められた、太宰治晩年の苦悩と、安定した時代の名文。大きな文字と丁寧な註記で、作家の魂に迫る傑作をじっくり味わう。
「恥の多い生涯を送って来ました」(『人間失格』)、「富士には月見草がよく似合う」(『富嶽百景』)の名フレーズで知られる両作品は、太宰晩年のすべてを注ぎ込んだ傑作VS安定した時代の名文が味わえる傑作、という好対照を成している。そんな二作品が、大きな字、豊富なふりがなと註記でじっくりと味わえる。