新耳袋(第シリーズ

著者: 木原浩勝/中山市朗

ジャンル: ホラー・サスペンス

評価: 4.5点 (11件)

タグ: 現代・怪談・ホラー・都市伝説・日常・心理・実話怪談・怪異・幽霊・悪魔

レビュー

身近で起こった「百」の怪異を、究明も解釈もせず淡々と記した本作。読めばあなたも百物語を体験し、身近に潜む恐怖と向き合うことになる。日常に潜む不条理で不気味な怪異に戦慄せよ。

あらすじ

古来よりいちどきに百の怪奇な話をすると、怪異なことが起こるとされている。これが“百物語”である。その昔、大奥の女たちの間で“百物語”がはやったが、あまりに血なまぐさい怪異が続いたため、やがて“百物語”は廃れたのだという。本書はそういった遠い昔の怪談ではなく、この現代に起こった“百”の怪異を収録したものである。基本的には一切の究明、解釈を求めず、ただ起こった現象を記しただけのものである。そして、われわれの取材がなければ体験者自身もたんなる錯覚と片付け、記憶の底に沈めてしまうような、唐突で意味不明の不思議な出来事も、あえて多く収録してある。場所そのものがキーポイントにならない限り、地名も人物名も伏せてあるが、それは、その怪異があなたのすぐそばにある現象だからである。この記録を一晩で完読すれば、あなたは“百物語”を体験することになる。その時起きるかもしれない怪異現象を記憶に焼きつけて、あなただけの百物語を完結していただきたい。

← 人気ランキングに戻る