キッズ・アー・オールライトシリーズ

著者: 丸山正樹

ジャンル: ヒューマンドラマ

評価: 3.6点 (21件)

タグ: 社会派エンタメ・児童虐待・ヤングケアラー・差別・貧困・少年少女・NPO・SNS・半グレ・日系ブラジル人

レビュー

SNSに現れたSOS、差別される日系ブラジル人少年。現代社会の歪みと声なき子供たちの叫びが交錯する、心を揺さぶる傑作社会派エンタメ。

あらすじ

NPO法人「子供の家」の代表で、虐待・差別・体罰・貧困といった子供の人権救済活動に関わっている河原はある日、SNS上で〈このままだとあたし おばあちゃんころしちゃうかも〉【NAGOYA JK】というヤングケアラーと思しき書き込みを見つける。河原は組織を手伝う少女・うさこを通じて発信元の子に連絡を取ろうと試みるがーー。  また繁華街で「パパ活」などを仕切る半グレ集団に対して睨みを利かせている男・通称シバリはある日、街角で少年たちから襲われていた日系ブラジル人四世の少年・ダヴィを助ける。彼は日本生まれ日本育ちだが、周囲は彼を「ガイジン」と呼ぶ。「オレはニッケイ。ニホン人でもブラジル人でもない。でもこの国でしか生きられん」日本社会から排除された日系ブラジル人たちが群れ住む団地を訪れたシバリは、ダヴィを学校に行かせるために、グループの男と対決をするーー。そしてそれぞれの人生が交わる時ーーこの国の片隅で確かに生きている、声なき子どもたちの声を聞け。傑作社会派エンタメ小説。

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