著者: 宮田 光/海凪 コウ
ジャンル: 恋愛・ラブストーリー
評価: 3.7点 (4件)
タグ: 現代・ファンタジー・死神・異世界(異界)・喪失・未練・願い・成長・人間ドラマ・切ない
死神と組んで死者の未練を晴らす女子大生。切なくも温かい別れを通して、残された者たちの「願い」と「生きる力」を描く感涙必至の物語。
感涙必至。不器用な人々が織りなす、温かくて切ない“さよなら"の物語。 「あんたに俺の仕事を手伝って欲しい」空虚な日々を過ごす女子大生の響希は、「死神」と名乗る少年ケイと出会う。 死神とは成仏できずにこの世に残る「死者」をあの世へと送る存在で、どうやらノルマがあるらしい。 半信半疑ながら、響希はかつての闘病仲間で早世した初恋の人の霊を探すため、ノルマ達成が絶望的なケイの手伝いをすることにしたのだが……。 何もつかめない手で、遺した家族に料理を作りたいと願う主婦。 孤独に寄り添ってくれた少年の未来に希望を託した老人。 伝えられなかった言葉を抱いたまま、15歳でこの世を去った少年。 行方不明になった孫にもう一度だけ会いたいと願う祖母。 死してなお、繰り返し死のうとする青年。 さまざまな死者が抱える未練と、彼らをこの世に縛る本当の「願い」とは。そして、ケイが死神になった理由とはーー。 別れは悲しい。後悔も消えないし、過去も帳消しにはならない。 だけど笑顔も忘れずに生きていけることに気付いた響希は、死神ケイとともに彼らの望みを叶えていく。