著者: 村上 春樹
ジャンル: 青春・学園
評価: 3.7点 (1166件)
タグ: 青春・夏・海辺の街・1970年代・退屈・友情・恋愛・喪失感・ノスタルジー・文学
1970年の夏、海辺の街で交差する青春の断章。退屈な日常に忍び寄るもの悲しさと、ほろ苦い恋の気配。あの頃の風が運ぶ、戻らない夢の残滓を描いた、静かで感傷的な物語。
村上春樹のデビュー作 1970年夏、あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、もう戻りはしないーー。群像新人賞を受賞したデビュー作 1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。 風の歌を聴け ハートフィールド、再び……(あとがきにかえて)