著者: 南 杏子
ジャンル: 恋愛・ラブストーリー
評価: 3.4点 (7件)
タグ: 現代医療・地域医療・老年医療・クリニック・医師・患者・日常・人生・病・治療
自由が丘の坂の上にあるクリニックで、短歌を詠む老院長と若き医師が、高齢患者の人生に寄り添い、病や終活と向き合う。温かい視線とユーモアが織りなす、心に染みる医療小説。
高齢者の疾患全般を診る老坂クリニック。院長の小町先生には短歌の趣味があり、治療に応用も。現役医師作家が描く書下ろし医療小説! 東京・自由が丘にある老坂クリニックは「老年内科」を看板に掲げる、高齢者の疾患全般を診る診療所。ちょっとした坂を上り切ったところにあり、お年寄りにはきつい。医師は2人。普通の高齢者の治療がしたいと言って、都心の大学病院から移ってきた31歳の山里羊司医師と、赤茶色に髪を染めた68歳のベテラン・老坂小町院長だ。小町先生には短歌の趣味があり、患者への診察メッセージを短歌に込めるという特技を持つ。それが治療に役立っているのかは不明だが。そして集まってくる患者は狙いどおりお年寄りばかり。今回の診療項目には、エンディングノート、白内障、免許返納の三つが並ぶ。