トマス・ピンチョン全小説シリーズ

著者: トマス・ピンチョン/佐藤 良明

ジャンル: 恋愛・ラブストーリー

評価: 3.5点 (12件)

タグ: 終末・不条理・現代文学・アメリカ文学・スパイ・革命・ポップカルチャー・神話・機械・帝国主義

レビュー

終末の予感を抱え、奇妙な日常を送る男女。革命を夢見る少年たち、スパイ活動、そして知的な遊戯。ピンチョンの才能の萌芽を詰め込んだ短編集で、文学界に衝撃を与えた名篇を新訳で堪能する。

あらすじ

華氏37度で変わらぬ外気、階下では終わらぬパーティ。温室のような部屋でひそやかに暮らす男と女は終末の予感のなかでー鮮烈な結末と強靱な知性がアメリカ文学界に衝撃を与えた名篇「エントロピー」。“革命”を夢見る少年たちの秋を描く、詩情溢れる「シークレット・インテグレーション」、年間最優秀短篇として『O・ヘンリー賞作品集』に収録され、デビュー長篇『V.』の一章へと発展してゆくスパイ小説「アンダー・ザ・ローズ」など、眩いほどの才能に満ちた全五篇、著者唯一の短篇集を新訳。ダメキャラに熱力学、ゴミに機械に帝国主義、スパイ、神話、ポップ・カルチャー…。のちのピンチョン作品の萌芽を見るもよし、一篇たりとも読み逃せない作品群に加え、作家本人による仰天のこき下ろし自作解説、訳者による目から鱗の解説・訳註を収録。

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