著者: 山本 周五郎
ジャンル: 恋愛・ラブストーリー
評価: 4.2点 (5件)
タグ: 時代小説・日本・江戸時代・武家・女性の生き方・家族・夫婦・悲劇・感動・人間ドラマ
夫の死、病、貧困、そして裏切り…困難に立ち向かう日本女性たちの凛々しい生き様を描いた連作集。歴史の陰に隠れた彼女たちの強さと、時折見せる切ない表情に胸を打たれる。
藩史の編纂を命じられ、「烈女節婦伝」に打ち込む最中、妻に先立たれた佐野藤右衛門が、その夜、召使いたちの予想外の悲嘆から妻の意外な一面を知る「松の花」。さらに、夫の遺志を継ぎ、苦労の末に家を守り抜く「箭竹」、恩義と愛の狭間で苦しむ「墨丸」、秘密の客が来るたびになぜか妻が笛を吹く「横笛」など、“日本女性の凛々しさ”を描ききった連作。