著者: 時雨沢 恵一/黒星 紅白
ジャンル: 異世界ファンタジー
評価: 4.6点 (11件)
タグ: 旅・砂漠・異世界・対話・哲学・風刺・人間ドラマ・ロードムービー・連作短編集・新感覚
砂漠で旅を続けるキノと、言葉を話すバイク・エルメス。訪れる国々で交わされる会話は、時に鋭く、時に温かく、読者の心に深く問いかける。人生の選択と運命を巡る、新感覚の旅物語。
砂と岩の砂漠の真ん中で、キノは空を見上げていた。晴れている。 頭を下げて、石造りの口を開ける井戸を見た。涸れている。 「だから言ったとおりだよ。最初からこれじゃあ旅なんて無理だよ。キノ。旅人に一番必要なのは、決断力だよ。それは新人でも、熟練の旅人でも同じ。違う?」 「いいや、エルメス。それはきっと運だよ。旅人に一番必要なのは、最後まであがいた後に自分を助けてくれるもの。運さ」 人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、今までにない新感覚ノベル第2弾!!