著者: 富樫倫太郎
ジャンル: 時代・歴史小説
評価: 4.0点 (7件)
タグ: 平安時代・陰陽師・疫病・政治闘争・海賊・謎・方術・伝奇・歴史・権力争い
平安京に蔓延る疫病と、複雑な権力闘争、そして謎めいた異国の侵攻。安倍晴明が方術を駆使し、渦巻く陰謀と闇に立ち向かう!
平安京は死臭に満ちていた。蔓延した疫病が猛威をふるい、路傍には死体が満ちあふれ、疫病退散の加持祈祷の声が響かない日はなかった。九州の太宰府からの飛駅使が到着したのは長徳元年のことである。時の関白、藤原道隆は病にふせっており、内覧の職務を任されているのは、内大臣の伊周であった。筑前の国に異国の海賊らしきものが侵攻してきたらしい。その求めるものは、来流須!?渡来系の村落という来流須とは何か?道隆の後を狙う伊周と権大納言・道長の権勢争いの中、道長の命を受けた安倍晴明は方術を駆使する。一方、伊周は蘆屋家の再興を狙う蘆屋道鬼と結び、平安京は、さらなる闇の中へと…。最高の超伝奇巨篇、胎動す。