著者: 柳瀬 みちる
ジャンル: ヒューマンドラマ
評価: 3.5点 (21件)
タグ: 現代日本・東京・神保町・喫茶店・グルメ・ミステリー・謎解き・文学・人間ドラマ・メンタルヘルス
喫茶店の看板メニュー「漱石カレー」を巡る謎解きと、作家の心の闇に迫る物語。古書に隠された秘密や遺産の謎が、カレーのレシピと共に紐解かれていく、美味しいミステリー!
神保町の一角で、駆け出しシェフの千晴が開店した喫茶ソウセキ。看板メニューは「漱石カレー」だ。イケメン新人作家として作品も大ヒットした小説家の葉山は、漱石カレーを食べて「漱石のことを何も知らない」と酷評。作り直すよう指示してくる。一方で葉山は、とある作家のことを気に病んでおり、ついには自殺願望を抱き始めるまでに……。不自然なまでに葉山の鬱病が進行していくことに疑問と不安を抱いていた千晴は、漱石カレー改良のために読んでいた『三四郎』をヒントに、真相を突き止めーー。さらに、おばあさんが店に忘れていった古書の謎、名店と同じ味がするカレーの謎、そして、千晴の祖父が残した遺産の謎。カレーを作り古書を読みながら、千晴と葉山が美味しいミステリーを作ります。